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障害のあるお子さんのケアと、生活、そして仕事のバランスをとることは容易ではない。
三良さんにとって、娘さんが小学校3年生で精神疾患を発症した当時、二人目の娘さんが生まれたばかりだった。生活面では、日々自宅で長女をケアする中で、まだ赤ん坊の次女は、両親に預けざるを得ず、愛情を注げない。仕事面でも、長女の面倒を見ながら”決められた時間に決められた場所に行く”類の仕事につけるのか。両親も次女の世話のために仕事を調整してくれている一方で、今後保育園に入れるには自分が働いている必要もある。
「この先どうなるのか不安しかなく、長女の発症を機に不幸のらせん階段を下に降りていっている感じでした」